豆知識
わかめのすすめ
わかめには、食物繊維、アルギン酸、フコイダンなどの栄養素が多く含まれ、これらは血中コレステロール値を下げたり、動脈硬化や心筋梗塞、高血圧といった生活習慣病を防ぐ効果があると言われています。
わかめに微量に含まれるフコキサンチンは脂肪燃焼効果があり、低カロリーなのでダイエット中の食品としても適しています。
こんぶのすすめ
昆布には豊富な食物繊維や鉄分、カルシウムなどが豊富に含まれており、健康食品として人気があります。
昆布の旨み成分はグルタミン酸といい、これがうま味調味料の味の素となっっています。他にも、人にとって必須元素であるヨウ素が多量に含まれています。
わかめとこんぶ
同じ海藻類ですが、わかめはコンブ目チガイソ科、こんぶはコンブ目コンブ科に属する別の植物です。わかめが成長してもこんぶにはなりません。
食品としては、わかめは栄養価が低く、低カロリーでみそ汁や酢の物、サラダなどに使われます。こんぶは栄養価が高く、うまみ成分が強いので出汁や煮物のほか昆布茶やお茶請けなどにも使われます。
こんぶやわかめの色といえば「緑」を思い浮かべる方が多いでしょうが、実は加工前は褐色をしています。お湯に通すことで色が抜け、緑色になります。
ひじきのすすめ
骨を強くするカルシウムや腸を綺麗にする食物繊維、皮膚を健康に保つビタミンAが含まれています。
また、ひじきに微量に含まれるフコキサンチンは脂肪燃焼効果があることが解明されています。
ひじきの色といえば「黒」を思い浮かべるでしょうが、実は生きている間は茶色や褐色をしています。加工することでおなじみの黒になります。
わかめの一生
わかめは1年生の植物に属し、その一生は短いものとなります。その間成長と生殖を繰り返し、2本のべん毛をもった胞子によって子孫を残します。
4~5月、茎の下方に胞子葉という芽株を作ります。
5~6月、胞子葉の胞子が飛び出し、同時に成葉は先から枯れだします。
6~7月、胞子はべん毛で自由に水中を泳ぎ回ったのち岩などに着生します。その後発芽して細胞分裂をおこし、雌・雄別々の配偶体となります。
7~8月、配偶体は休眠し、9月に受精します。
10~11月、受精卵が細胞分裂を行い岩や石面に根をはり、成長して幼葉となります。
12~4月、わかめは成長します。